こんにちは
サーガラのホルン吹きです
まだまだ日中は晴れると暑いですね
私は夏バテならぬ初秋バテ気味です。。。
さて、本題です。
今日はホルンについて紹介したいと思います。
自分自身そうですが、普段他のパートの楽器や
そもそも知らない楽器ってどうやってなっているのか?
どうやって音を変えるのか?
どんな奏法があるのか?
知らないことが多いです。
なので今日はホルンについて触りを紹介したいと思います。
#おいおい他の楽器(Fl,Cl,Ob,Fg・・・)を紹介したいと思います。
1.ホルンってどんな楽器?
まずここでいうホルンとはフレンチホルンを指します。
よく登場する場としてはオーケストラや吹奏楽での演奏会です。
基本的にはこんな形をしています。
画像はwikipediaから拝借いたしました。
管によっても異なりますがおおよそ4mくらいの管をくるくる巻いて
このような形におさめています。材料は真鍮が基本で、メッキをかけているものも見かけます。
歌口と呼ばれる唇をつける部分はマウスピースと呼ばれています。
上の画像の細い方の先端です。
もう片方の大きなメガホンのような形をした部分はベルと呼ばれ音程、音量、音質を左右する重要な部分です。中央に見える3つのボタンのようなものはロータリーと呼ばれその先についているレバーを押すとロータリーの中の部品がくるっと回転しロータリーから伸びているくにゃくにゃした管に空気を送るようになっています。
近くで見るとこんな感じです
#以下の写真は自分の楽器です
wikipediaの写真の楽器はシングルホルン
私の楽器はフルダブルホルンと呼ばれるものです
その他セミダブル、フルトリプル、セミトリプルといったものがメジャーです
その他ナチュラルホルンと呼ばれるロータリーのないホルンもあります
興味のある方は調べてみてください
色々と差分があり面白いです
くるくる部分のアップです
ロータリーはこんな感じです
下の写真はベルでこんな感じです。ここに手を入れて楽器を支えて演奏します。
ホルンは上記のロータリによって空気の流れる長さ(振動する気柱の長さ)を変え、音程を変えています。
木管楽器はこの音程を変えるためのボタン(キー)が大変多いものが多いですが、ホルンには3〜5(6?)程度のロータリーしかありません。ピストンの金管楽器(トランペット等)にも共通することですが、これは金管楽器の使える倍音の多さに秘密があります。例えばリコーダーだと第二倍音がやっとです。しかしホルンはロータリーを何も押さない状態でも15個以上の自然倍音を操ることができます。# 上の方の倍音をちゃんと操るのは至難ですが、、、
さらにロータリーを押す組み合わせごとに単純計算で15個ずつ自然倍音を出せるので、演奏可否、また音程重複を考慮しない単純計算で7×15=105程度の倍音を出すことができます。
ロータリー3つを備えるだけでこれだけの種類の音を得ることができます。
なので一般的な木管楽器と比べるとキーが大変少ないです。
ホルンはその音色と音域の広さが特徴です
ホールで響くホルンのハーモニーはオーケストラの中で最も効果の高いものとよく言われます。ただ、その活躍する音域において近接する倍音がたくさんあるためコントロールが難しくよく音を外してしまう楽器としても知られています。金管楽器ではその難しさがギネスブック掲載で評価されています。
#ほんとのところはみんな(特にプロは)その楽器楽器の一番難しいところを要求されたりするので評価軸によっては一番難しい楽器は変わってくると思います。
もうちょっと詳細な話を
んでホルンはどうやって音を出しているかというと
マウスピースという金属(主に銀メッキ)の歌口を唇に当てて
唇を振動させることで音を出します
オーボエやファゴットなどはダブルリードという下の写真のような振動体を
くわえて吹くことで振動させ楽器を鳴らします。
wikipediaより写真を拝借
一方ホルンなどの金管楽器はというと
これがマウスピースです。私は銀アレルギーのためマウスピースには金メッキをリム(唇の当たるところ)に施しています。
このようになっていてくわえて吹いても、そのまま吹いても音は鳴らせません
そこで、唇を振動しやすい形(具体的にはダブルリードの穴の形状を唇で再現するような感じです)にしてマウスピースに当てて吹くことで音を鳴らします。
以上がホルンのザーックリとした説明です。
今日はこんなところでしょうか。
なかなか体系的に書くのってできないなあ、、、、
今後はどんどんコアな話題を追加していきたいです
次回の予定はホルンの構造や金管楽器の性質についてお話しできればと思っています。
次回の記事です!